産まれたばかりの可愛い新生児♡
見ているだけでも可愛いですが、遊んだり、泣いているときの対応としてもいろいろなスキンシップを知っていると、関わり方がグッと広がります。
実は新生児の期間にしか見られない行動もあるので、そういったものを試すのも楽しみの一つだと思います。
今回は、そんな新生児反射と、それを活かしたスキンシップをご紹介します。
目次
新生児反射を楽しむための、おすすめスキンシップ
新生児反射(原始反射)とは、胎児から新生児に現れる、一定の刺激に対する不随意的な運動です。
つまり、自分の意思とは無関係の脳幹に備わる動きで、これによって赤ちゃんは外界へと対応していきます。
ほとんどが2,3か月をすぎると消退していってしまいますが、これは成長に伴って「不必要」だと判断されるためなのです。
その時にしか見られない反応を、たくさん楽しむために、主な新生児反応と楽しみ方をご紹介します。
①赤ちゃんの手や唇に指を置いてみる
捕捉反射といって、口や手の周りに何かが触れると頭を動かして唇や舌、手で捉えようとする反射があります。
赤ちゃんの手にそっと触れると握り返してくれますが、まさにそれも、この反射によるものです。
手や唇で感じた刺激は、脳の発達にも繋がっていきます。
ラトルなどがあると、赤ちゃんも握りやすいですよ!
また、新生児でも聴覚はきちんと機能しているので、音が出るおもちゃだと聴覚も刺激され、より興味を持ちます。
また吸啜(きゅうてつ)反射といって、口の周りに何かが触れると、それに吸い付こうとする反射もあります。
赤ちゃんの口がおっぱいに触れると、自然と飲んでくれるのもこの反射によるもの です。
吸うことが顎の発達を促し、それが脳を発達していくそうです!
②赤ちゃんを支えて床に足をつけてみる
わきの下を支えて足の裏を床などにつけると、足を交互に動かして歩くような動きをします。
これは原子歩行反射と呼ばれるもので、産まれてまもなく消退してしまうので、ぜひ動画などに収めておきたいですね!
③刺激を与えると抱き着いてくれる
身体の位置を急に変えたり、大きな音や強い光などの刺激を与えたりすると、腕を伸ばして広げ、抱きつくような動きを見せるのがモロー反射です。
こちらは有名ですね!
これは赤ちゃんが危機を感じて、ママに抱き着こうとするためだと言われています。
眠っているときにモロー反射が起きると目覚めてしまうことがあるので、その対策としておくるみやスワドルアップなどがあります。
④わきの下を支えてうつぶせにしてあげる
わきの下を抱えてうつぶせの状態で寝かせると、両足と両腕を交互に動かして這うようにする行動です。
これは匍匐(ほふく)反射といって安全に身体を支えられるように備わっている反射で、成長とともに消退することなくそのまま残ります。
例えば、転んだ時に咄嗟に手が前に出るのも、この反射によるものです。
⑤足の裏を柔らかくこすってみる
足の裏を柔らかくこすると、指を扇のように開くのがバビンスキー反射です。
ゆっくりと足の裏をなでてあげると指が開くのですが、こちらは成長とともに消退してしまうので、ぜひやってみてくださいね。
⑥おもちゃを目の前でゆっくり動かす
追試反射といって、動くものを目で追う反射行動です。
産まれたばかりの赤ちゃんの視力は0.01~0.1ほどしかなく、20~30㎝の距離のものしかはっきりと見えないと言われています。
また、赤ちゃんが一番最初にはっきりと認識するのは人の顔や赤・黄色・白なので、パパママのお顔や、はっきりとした色のおもちゃを近づけてゆっくり動かしてみると、反応があると思います。
⑦唇や口角を刺激してみる
口唇や口角を刺激すると、刺激の方向に顔や口を向ける探索反射が見られます。
いろいろな感触で刺激してみるといいかもしれませんね!
他にもある!新生児のうちしかみられない動きって?
原始行動といって、刺激がなくても新生児が自発的に起こす特徴的な行動があります。
これらも短い期間で消退していくので、ぜひ動画に収めてくださいね!
①寝ているときに抱きつく動きをする
深い睡眠状態で見られるもので、外部からの刺激がなくても、全身をぴくっとさせて抱きつくような動作が一定のリズムで起こります。
生後3か月を過ぎると、少しずつ消退していきます。
②寝ているときに吸い付く動きをする
深い睡眠から浅い睡眠に移行するときに見られ、吸い付くような口唇運動が一定のリズムで起こります。
口による遊びや喃語の発生につながると言われています。
③寝ているときに微笑む
不規則な浅い睡眠の時に見られるもので、ほほえむような表情をします。
はっきりと目が覚めているときや泣いているときは現れません。
生後10日を過ぎたころから、少しずつ対人的、社会的な微笑みに繋がっていきます。
④どんな欲求でも同じ泣き方をする
生後1~2週間頃は、手足の活発な運動と同時に、単調でリズミカルな泣き方をします。
生後2~3週間頃から泣き方が次第に複雑化し始め、生後1か月を過ぎると不快・空腹などの要求表現として、状況に応じて違う泣き方をします。
新生児のうちはどんな欲求でも同じ泣き方なため、なんで泣いているのか分からずお世話が難しいのですが、それも1か月程度しか見られないと思うと貴重ですね。
新生児期ならではのスキンシップを楽しんで♡
新生児期ならではの反射行動は、短いその期間しか楽しめません。
- 赤ちゃんの手や唇に指を置いてみる
- 赤ちゃんを支えて床に足をつけてみる
- 刺激を与えると抱き着いてくれる
- わきの下を支えてうつぶせにしてあげる
- 足の裏を柔らかくこすってみる
- おもちゃを目の前でゆっくり動かす
- 唇や口角を刺激してみる
これらのスキンシップを楽しんでくださいね!
ほかにも、新生児のうちしか見られない動きとして
- 寝ているときに抱きつく動きをする
- 寝ているときに吸い付く動きをする
- 寝ているときに微笑む
- どんな欲求でも同じ泣き方をする
などがあります。
ぜひ、今しかない姿を写真や動画に収めてくださいね!
