こんにちは、れいこです。
なかなか子どもが泣き止まないと、不安になりますよね。
お家の中ならまだ良いけれど、バスや電車などの公共機関、お店などの店内で泣かれてしまうと、「周りの人に迷惑がかかってしまう…」と焦ってしまいますし、周りからの目も気になります。
そこで今回は、子どもが泣き止まないときに、保育士がよく使う対応策をご紹介します!
いろいろな方法を知っておくことで、焦らず落ち着いて対応することができますよ!
目次
子どもが泣き止まないときは、〇〇しよう!と思えば良い
子どもが泣くと、「どうやって泣き止ませよう」と考えますよね。
ですが、泣き止ませるだけが解決策ではないこと、知っていましたか?
泣き止ませる以外の解決策、それは、笑わせよう!楽しませよう!!と思うことです。
泣き止ませようと思うと、あやしたり、背中をさすったり…と手段が限られてしまいがちですが、笑わせよう!と思うと、バリエーションが増えると思います。
また、子どもが泣いているとどうしてもパパママも焦って不安気な表情になりがちです。
子どもは、親の不安そうな表情を見ると、自分もつらくなったり不安になってしまい、余計に泣いてしまいます。
ですが笑わせようと思えば、パパママも変な顔をしたり、ニコニコ笑顔で接するので、子どもも「あれ、楽しい雰囲気かも?」と、段々楽しい気持ちになってくるんです!
小さい赤ちゃんが泣き止まないとき、どうしたら良い?
0~1歳くらいのまだまだ言葉が通じないときは、「泣かないで~」と伝えてももちろん意味はありませんし、意思疎通が取りづらいですよね。
小さい赤ちゃんを楽しい気持ちにさせるには、主に次のやり方があります。
赤ちゃんは音が出るものが好き!
スーパーの袋などのガシャガシャした音は、お母さんのおなかの中にいるときの音と似ているそうです。
袋を鳴らすのも良いですし、マラカスのように赤ちゃんが持って遊べるようなおもちゃを用意してあげるのも良いと思います。
音が鳴ると、赤ちゃんは「あれ?」とそちらに意識を向けるので、音が出るものを左右に動かしてあげると目で追って夢中になりますよ!
音が出るものを小刻みに動かしたり、赤ちゃんの肌に触れさせたり…
音が出る×スキンシップの組み合わせで、楽しい気持ちにさせてあげましょう!
スローテンポな歌を歌う
子守歌などのゆったりしたテンポの曲は、やはり赤ちゃんも落ち着くようです。
気持ちを落ち着けて、お顔を見ながら歌ってあげると、だんだん気分が落ち着いて、泣き止みますよ!
子守歌以外にも、「きらきらぼし」などの童謡や、もちろんJPOPなどパパママが好きな曲でも良いと思います。
ゆったりした曲を歌うことで、歌う側もリラックスした気分になれるので、落ち着いて対処してあげられますね。
歌いながら、ゆらゆら揺れてあげるのも効果的ですよ!
体温調整や水分補給をしてあげる
おなかが空いたというほどではなくても、喉が渇いていたり暑かったりすると、その不快感で泣くことがあります。
気分転換も兼ねて、水分補給をしたり、衣服などの調整をしてあげましょう。
夏場などはオムツが暑い、ということもあるので、一度オムツを外して(汚れていたら変えてあげてくださいね)おしり拭きで拭いたりうちわで扇いだりしてあげると良いですよ!
部屋の温度や湿度も調整して、過ごしやすい環境を整えてあげてくださいね。
2歳以上の子どもには、どう対応する?
2歳以上だと、言葉もだいぶ出てきて、会話が成り立ちますよね。
自分で自分の気持ちを表現していけるように、代弁してあげながら関わりましょう!
気持ちを受け止めて、泣いている理由を探る
まずは、泣いている理由をしっかりと聞き出しましょう。
まだまだ自分ではうまく言葉にできないことも多いので、気持ちを受け止めて落ち着かせながら聞いていきましょう。
「何か嫌だったんだね」
「これをどうしたかったの?」
「泣いてたら分からないから、お話ししてほしいな」
「うまくいかなかったんだね、じゃあもう一回、一緒にやってみる?」
などなど…泣くのではなく、言葉で言ってほしいことを伝えましょう。
泣き止んだら、今度は
「こうすると上手くいったね」
「ちゃんとお話ししてくれてありがとう」
などと声をかけ、言葉で伝えることで相手にも伝わることを認識できるようにしてあげましょう。
これを何度も繰り返していくことで、少しずつ自ら言葉で伝えられるようになっていきますよ!
また、突き放した印象にならないように、スキンシップを取りながら伝えることもおススメです。
抱っこしたり頭をなでてあげながら、優しく声をかけてあげてくださいね!
少し距離を取ってみるのも大事です!
まだまだ自分でうまく気持ちの切り替えができないときは、少し距離を置いて見守ってあげるのも大切です。
周りに人がいると、自分でうまく気分転換できないときもありますよね。
そんなときは別室など安全な場所に移動して、子どもの姿が見えるところから気持ちが落ち着くのを見守ってあげましょう。
さらに泣く場合もありますが、そんなときもすぐにそばに行くのではなく、
「ママもそっちに行った方がいい?一人が良い?」
「お話してくれると分かりやすいな」
などと、子どもがなるべく自分で気持ちを落ち着けられるように、ゆったりと焦らず関わってあげましょう。
気分転換できるように、場所を変えてみる
別室に行くのも良いですが、外に散歩に行くのも効果的です。
家の中では大泣きしていたけれど、外に出たら泣き止んだ、ということは、保育園でも結構あります。
「かっこいい車だね!」
「消防署の方に行ってみる?」
「お店屋さんを見に行こうか」
などと、外に出て見えるものを一緒に共有しながら、気分転換できるようにしてあげましょう。
子どもが何かに興味を示したら、気持ちが満たされるまで一緒に見てあげてくださいね!
まとめ
今回は、子どもが泣き止まないときに保育士がよく使う対応策をご紹介しました!
0~1歳ぐらいの赤ちゃんには、
- 音が出るおもちゃを使ってみる
- スローテンポの曲を歌ってみる
- 体温・室温調整や水分補給をしてあげる
この3つを試してみてくださいね。
2歳以上の子どもには
- 気持ちを受け止めて、泣いている理由を言葉で言えるように聞き出す
- 少し距離を置いて待ってみる
- 気分転換しやすいように外に行くなど場所を変えてみる
この3つを試してみてください!
もちろん、何を試しても泣き止まないときもあると思います。
でも注意したいのは、パパママが怒ったり焦ったりしてしまうこと!
そうすると子どもにもその気持ちが伝わって余計に不安になってしまいます。
公共の場など、周りの目が気になってしまうこともあると思いますが、そんなときは
「泣き止ませよう!」ではなく「笑わせよう!楽しませよう!」と思ってみてください。
もう芸人になったつもりで!(笑)
どうしたらこの子を笑わせてあげられるかな~と、ネタを増やす気持ちで、楽しく試行錯誤してみてくださいね。