子育てにおいて、多くのパパママを悩ませるものの一つ、イヤイヤ期。
何を言っても「いや~~!」と言われ、放っておいても「いや~!」と泣かれ…
「もう、どうしたらいいの!?」と、思わずこちらが泣きたくなってしまいますよね。
ですが、このイヤイヤ期は子どもにとって、とても重要な時期で、この時期に得た経験は、今後の成長に大きく関わるのです。
そこで今回は、パパママも落ち着いて過ごせるイヤイヤ期の対応方法をご紹介します!
イヤイヤ期を上手に乗り越えて、またさらに成長したお子さんと出会いましょう!!
イヤイヤ期ってどうして起こるの?
イヤイヤは、「自分でやりたい!」という気持ちや、「こうしたい!」という子どもの意思がうまく伝えられなかったときに起こります。
例えば、
「自分でズボンを履きたかった」
↓
「ママが手伝ってしまった」
↓
「自分でできなかったのがイヤだった!」
という流れです。
つまり、自分でやりたいことがあるのにうまくできなかったとき、または思いを上手に言葉で伝えられなかったときに、そのモヤモヤが溜まって、爆発してしまうのです。
パパママへの反抗や、わがままではなく、自分の思いを相手に伝えたいのに伝えられない、自分でも気持ちをコントロールできない、というもどかしさが原因です。
この時期は好奇心も旺盛になり、いろいろなことを自分でやってみたい!という自我も強くなります。
けれど、まだどうしても自力でできることは少ないので葛藤するのですが、その葛藤さえも言葉にできず、自分でもどうしたら良いのか分からなくなってしまうのです。
ではどうしたら、自分の気持ちをコントロールできるようになっていくのでしょうか?
イヤイヤ期の対応、どうしたらいい?
可愛い我が子とはいえ、毎日「いや!」と泣かれると、パパママの精神的負担も増えてしまいますよね。
子どもが機嫌よく過ごせる、イヤイヤ期の対応をまとめました。
まずは、気持ちを受け止める
例えば、どうしてもズボンを履いてくれないとき。
「どうして履かないの!はやく履こうよ」と言ってしまうと、子どもも怒られたような気分になってしまい、「やっぱり履く」とは言いづらいですよね。
ズボンを履かないのには、理由があるかもしれないし、もしかしたら気を引きたいだけかもしれません。
大事なのは、「ズボンを履かない理由を探ること」ではなく、「ズボンを履きたくないという気持ちを受け止めること」なのです。
「そっか、ズボン履きたくないんだね、分かった。でも寒くなったら履こうね」
そう声をかけて、様子を見てあげてください。
もしかしたら、「あれ?」と思って自ら履きに来るかもしれませんし、そのまま遊ぶかもしれません。
でも、自分の気持ちを受け止めてくれたことはしっかり感じ取って、落ち着いて過ごせると思います。
褒めたり、おだてたりしてみる
保育園でよく使われる手法なのですが、ちょっとぐずり始めたときなどに、わざと
「え、もしかして〇〇ちゃん一人でズボン履けちゃうかな!?」
「お姉さんだから、きっと自分でできちゃうんだろうな~見たいな~」
など、褒めたりおだてたりするというやり方です。
できれば、一人ではなく複数人でやるとすごく効果的!
パパママやおじいちゃんおばあちゃんなど、そばにいる人たちで、たくさん褒めてあげると、自然とやる気が出てくることもあります。
子どもに選んでもらう
この時期の子どもは、「自分でやれた!」という達成感を大事にします。
自分でできた、自分で選んだ、という成功体験が自信に繋がり、「また次もやってみよう!」という意欲にもなっていきます。
「じゃあ〇〇ちゃんズボンの足を通してね、最後はママが仕上げをしてもいい?」
「ここまでできたんだね、すごいね。あとちょっとで全部できるね」
など、自力でできたことを褒めたり、なるべく自分でやれるように見守ってあげましょう。
また、
「こっちとこっち、どっちのズボン履きたい?」
「ママはこっちをお片付けするから、〇〇ちゃんはそっちをお願いしてもいい?」
などと、自分で選べるように選択肢を出してあげたり、お手伝いしていると思えるような声かけも効果的です。
自分でやってもらうとなると、時間がかかってしまうので大変だと思いますが、時間に余裕があるときは、ぜひお子さんに自力でやらせてみて、どんどん自信をつけていきましょう!
まとめ
今回は、イヤイヤ期の対応についてお伝えしました。
イヤイヤは、「自分でやりたい!」という気持ちがあるのに、上手くいかなかったとき、言葉で伝えられなかったときに起こります。
ですが、同時にこの時期に成功体験をたくさん積むことで、自信をもっていろんなことに挑戦できるようになりますよ!
- お子さんの気持ちを受け止めて、落ち着いてみる
- 褒めたりおだてたりしてやる気を引き出す
- 自分でできるように選択肢をだして、達成感を味わえるようにする
この3つを意識して、対応してみてくださいね。
イヤイヤ期は長い戦いになるかと思いますが、この時期の経験は、今後の成長にも大きく関わってきます。
お子さんの更に成長した姿を楽しみにして、ゆっくり長い目で見ながら関わってあげてくださいね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!