子育ての悩み

子どもの自己肯定感を高める声かけって?保育士が意識する5つのポイント

自信

最近、子育てのなかでも話題に上がりやすい「自己肯定感」

「自己肯定感が高まるような声掛け」「自己肯定感が高まる褒め方や叱り方」など、自己肯定感に関する育児書も多数出版されています。

でも、「自己肯定感が高い方が良いのは何となくわかるけど、どうやったら自己肯定感が高まるの?

そもそもどうして、子どもの時から自己肯定感が高い方が良いの?

といった疑問があると思います。

そこで今回は、子育てをする上で自己肯定感が高い方が良い理由と、子どもの自己肯定感の高め方について、私の保育士の経験も交えながらご紹介します!




どうして子どもの時から自己肯定感が高い方が良いのか

自己肯定感は、急に育つものではありません。

例えば、長年染みついてしまった性格を急に変えるのは、大人でも難しいですよね。

思考のクセは厄介で、一度定着してしまったものを変えるのは時間と労力がかかります。

でも、逆に言えば、一度定着させてしまえば、その思考はずっと続いていきます

自分で自分をほめるだけでは、なかなか自信を持てません。

他人から成長を認められ、たくさん褒めてもらうことで、自信を持てるようになります。

一番近い存在である親にたくさん認めてもらったり褒めてもらった経験は、困難に陥った時の原動力となります。

自分ならきっと大丈夫」そう思えることで、いろんなことに挑戦できるようになるのです。




自己肯定感を高める声かけ5つのポイント

では、実際に子育てをする上で、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか。

5つのポイントをまとめました。

他人の良いところを一緒に見つける

家族でも、お友達でも、テレビに出てくる人でも構いません。

「あの人、姿勢が良くてかっこいいね」

「あのお友達、大きな声でご挨拶してるね」

「あの子、お友達におもちゃを譲って優しいね」などなど…

小さなことで構わないので、自分以外の人の良いところを一緒に見つけてあげるのはとても重要です!

他人の長所に目が行くようにしてあげることで、自分自身の長所にも気づきます

他人の長所をよく見ている子は、褒められたときに素直に言葉を受け取ります。

私が以前勤めていた保育園には、褒められたときに素直に「ありがとう」と言える4歳の女の子がいました。

ご家族がよく褒めてくれるのかな?と思っていたのですが、その子をよく観察していると、周りの子の長所を見つけ、それを相手に言葉で伝えていたのです。

「〇〇ちゃんの今日の髪型すてきだね」

「〇〇ちゃんはお絵かきが上手だよね!」と、相手を気持ちよく褒めていました。

褒められれば当然みんな気分が良いですし、その子の周りにはいつもお友達がたくさんいて、楽しそうな雰囲気でした。

もちろんご家族もとても優しい雰囲気で、廊下に飾ってあるみんなの絵を見ながら、

一緒に「この子の色使いすてきだね」

「細かいところまできれいに色を塗っているよね」などと話しているのをよく見かけました。

他人の良いところを見つけるのが上手なのは、ご両親の影響なんだろうなと思います。

結果ではなく過程を一緒に振り返り、褒めてあげる

プロセス

勝ち負けや結果だけではなく、そこに至るまでのプロセスを一緒に振り返ることも重要です。

勝ち負けや結果にこだわりすぎてしまうと、「勝たなければ意味がない」「勝てない・結果が出ないなら挑戦しない」と、結果までのプロセスを軽視してしまうことも考えられるためです。

でもどんなに頑張っても結果が出ないこともありますし、まだ結果が出るには時期尚早、という場面もあると思います。

そんな時は、「こんなところを頑張ってるよね」「毎日挑戦しててすごいね」と、今できていることを褒めてあげてください。

これは保育の現場でも気を付けていることです!

例えば、自分でお着替えしようとしていて、でもボタンがうまくつけられなかったときは、

「自分でお袖通したんだね。ボタンも頑張ったね。少しだけ先生がお手伝いしてもいい?」

と、その子がそこまで頑張ったことを認め、言葉で伝えるようにしています。

もちろん結果がでたときも褒めますが、その時はどんなところを頑張ったのかを伝えるようにしています。

毎日ボタンの練習頑張ったから、今日は自分でできたね!すごいね!」

「きれいな絵が描けたね。時間をかけて丁寧に描いてたもんね」などなど…

勝負事で負けてしまった時も、

「かけっこ、転んじゃったけど自分で起きて走ったよね。とてもかっこよかったよ!」

など、結果や勝ち負けだけを見るのではなく、その子が頑張った過程をしっかり認めてあげることで、

「頑張ったことを誰かに見てもらい、褒めてもらえた」と、自信に繋がると思います。




上手くいかなかったときは、次にするべきことを一緒に考える

挑戦したけど、いい結果が出なかった、失敗してしまった…

そんなときに一緒に考えたいのは、「誰のせいか」ではなく、「次に何をすべきか」ということです。

「自分がダメなせいでできなかった」「相手が〇〇してくれなかったからだ」

こう思ってしまうと、自分や相手を責めることばかり考えてしまい、その経験が次に繋がりません。

例えば、コップに入れた水をこぼしてしまったら、

「ちゃんとよく見ていなかったから、人にぶつかったよね」と言うのではなく、

「お洋服濡れてない?一緒に拭こうね」と伝えれば十分だと思います。

そしてチャレンジしたこと自体はしっかりと褒めるのも大切です!

「あともう少しで運べたね。次はもう少しゆっくり運んでみようか」と、次にするべきことだけを伝えてあげた方が、やる気にも繋がります

「自分は運が良い」と思い込む

四つ葉

現在のPanasonicである「松下電気器具製作所」の創業者・松下幸之助は、社員の採用面接で、「あなたは運が良いですか?」と聞いたそうです。

自分は運が強いんだと確信していれば、どんなことも受け入れて立ち向かう勇気と力が生まれてくる。人から見ると決して運がいいとは思えない状態であっても、自分は運がいいと思える前向きな考えができる人がふさわしい」

出典:教えてもらう前と後『松下幸之助が採用試験で質問「君は運がいいか?」に込めた深い思いとは?』

「自分は運がいいから、次はきっといいことがある」「自分は強運だから、絶対に何とかなる!」

そんな風に思えたら、どんなことでも積極的に挑戦できそうですよね。

そう思い込めるように、日頃から

「あなたは運が良いから大丈夫だよ、きっと上手くいくよ」そう伝えてあげるのも、自己肯定感を高める上で重要だと思います。

何かを始めるときは、自分で決めるようにする

何かを始めるときに、子どもが自分で選んで決めるのはとても大切な経験です。

「自分で決めたことを最後までやる」、「自分で決めて自分で始める」という経験は、自分の行動に責任を持つという意味でとても重要です。

もちろん習い事などはご家庭の方針もあると思いますが、例えば体験レッスンにいくつか行ってみて、子どもが興味を持ってやりたい!といったものを始める、というのも一つの方法です。

自分で決めたことをやり通すことができたら、それは自信に繋がります。

もし上手くいかなかったとしても、なんで上手くいかなかったのか考える、良いきっかけになります。

周りに言われたことだけをやるのではなく、自分で選び、決めて、やり抜くという経験の積み重ねが、自信に繋がっていくと思います。

褒め方一つで、自己肯定感は高めることができる!

自己肯定感を高める、と言うと難しそうに聞こえますが、実は難しいテクニックは必要ありません。

自己肯定感や自信は、普段の何気ない声掛けの積み重ねで育っていくものなので、言葉一つひとつに意識を向けることで、効果は出てくると思います。

今回お伝えした5つのポイント、ぜひ意識してみてくださいね。

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