子育てをしていると、少しずつ子どもに関する知識が身に付き、保育士という職業に興味を持つ方も多いですよね。
実は、子育ての経験は保育の現場ではとても重宝されます!
初めての子育てに悩みを抱える新米パパママにとって、子育て経験のある保育士は、相談しやすく、接しやすい存在なんです。
「でも、保育士の資格を持っているわけではないし、どうやってなれば良いか分からない…」
そう思われる方もいらっしゃると思います。
せっかく保育士になりたい!という気持ちがあるのに、やり方が分からないからという理由で諦めてしまうのはもったいないですよね。
でも、保育士資格は、独学でも取得可能って知っていましたか?
もちろん保育の専門学校に通って資格を取る人が大多数なのですが、私のように独学で保育士の資格を取った人も、子育てが落ち着いてから保育士になった人も少なくありません。
そこでこの記事では、
- 独学で保育士の資格を取る方法
- 私がどうして独学で保育士資格を取ったのか
- 私が保育士資格取得のために実践した勉強法
をお伝えします。
これから保育士の資格を取ろうと思っている方は、ぜひ読んでみてくださいね!
目次
独学で保育士の資格を取る方法って?
保育の専門学校に通わずに保育士になるには、例年4月と10月の年に2回実施される国家試験に合格する必要があり、全国どこでも有効な保育士資格を取得できます。
試験内容は以下の通りです。
保育士試験の内容
保育士試験には、9科目の筆記試験と、2分野の実技試験があります。
9科目の筆記試験
- 保育の心理学
- 保育原理
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 教育原理
- 社会的養護
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
9つ全ての筆記試験をクリアすると、初めて実技試験へと進むことができます。
実技試験
- 音楽に関する技術
- 造形に関する技術
- 言語に関する技術
この3つの領域から、2つを選んで受験します。
私が独学で保育士資格を取った理由
私が独学で保育士資格を取得した理由は、大学の専攻が全く違う分野だったからです。
そして大学2年生の後期になり、そろそろ就活の情報を集めようと思っていた時に、ふと「今からでも保育士になれるかな?」と思ったのです。
調べてみると、保育士資格の試験は大学に在学中でも受験可能だったので、
「在学中に保育士資格を取得して、卒業と同時に保育士になろう!」と決めました。
市販のテキストだけではすこし心許なかったので、通信教育講座を申し込み、そこのテキストや添削制度も利用しながら勉強しました。
独学で保育士資格を取る上で実践した勉強法
そんな理由で、私は大学の課題と両立しながらの受験となりました。
平日は基本的に大学の勉強をしつつ、土日など時間がある時に保育士試験の勉強を集中していました。
ですが、期末の時期になるとテストはもちろん、3000字以上のレポートが10本以上課されるような状態だったので、その時期は保育士試験の勉強をお休みしていました。
また、保育士試験が行われる4月と10月が迫ってくると、大学の勉強は必要最低限にして、授業の空き時間等も勉強時間に費やしていました。
普段から意識していたことでいうと、
- 全科目をざっと勉強し、得意な科目は早めに覚えてしまう
- 苦手な科目は、試験が近づいてきたら集中して覚える
- 暗記ノートを作り、移動時間なども無駄にしない
- 家族にも協力してもらい、問題を出してもらう
- 過去問題は10年分は解いて、傾向を掴む
- テキストは違う出版社のものを2つ以上購入し、覚え漏れがないようにする
この辺りです。
一つずつ見ていきましょう!
全科目をざっと勉強し、得意な科目は早めに覚えてしまう
まずは全科目をざっと目を通し、内容を把握しました。
筆記試験は9科目あるので、なんとなく得意な科目と苦手な科目に分かれてきます。
得意な科目は早めに取り組んで覚えてしまうと、あとでゆっくりと苦手な科目に時間を割けます!
9科目と科目数が多いので、効率よく学んでいくことが大切だと思います。
苦手な科目は、試験が近づいてきたら集中して覚える
苦手な科目は何度やってもつまずいてしまったり、すぐ忘れたりしてしまって、なかなか時間がかかって苦戦しました。
そのため私は、苦手な科目は試験が近づいてきたときに短期集中で覚えるようにしました!
苦手なことをずっとやるのは、やる気もどんどん落ちてしまうので、「短期間でぜったい覚えなきゃ!」と自分を追い込んでいくのが合っていました。
暗記ノートを作り、移動時間なども無駄にしない
毎日まとまった時間をとれなかったのですが、暗記することが多かったので、電車などの移動時間を利用しました。
覚えなくてはいけないことをノートにまとめ、それを移動中に暗記し、覚えたら次…と、日々のスキマ時間も無駄にしないようにしました。
毎日何かしら覚えるようにすることで、「今日はまだ覚えてないから、やらなきゃ!」と日々意識できるようにもなりました。
家族にも協力してもらい、問題を出してもらう
自分では覚えたつもりでも、いざ問題を解くと解けないことがあったので、私はある程度自信がついたら、家族に問題を出してもらいました。
他人から聞かれたときに答えられなかったところは、覚えきれていない部分なので、改めて暗記ノートに書き込みました。
一度他人に聞いてもらうことで、実際に自分がどこまで覚えているか、どこまで理解できているかが分かるので、これはおすすめです!
過去問題は10年分は解いて、傾向を掴む
保育士試験は毎年似たような問題が出ると聞いていたので、過去問題は10年分解き、毎年出るような出題を把握しました。
出題傾向を掴むことで、対策も練りやすかったですし、改めて自分が何を勉強しなければならないかが分かりました。
もちろん毎年出る問題だけでなく、近年変更された法律や条例なども出題されることが多かったので、時事問題もチェックするようになりました。
テキストは違う出版社のものを2つ以上購入し、覚え漏れがないようにする
テキストによって少しずつ載っている内容が違ったり、語呂合わせなどの情報が載っていたりするので、2社以上のテキストを買ってみることはおすすめです!
テキストによって説明の仕方も異なるので、一方で分かりづらいなと思っても、ほかのテキストを見ればすんなり理解できたこともありました。
まとめ
今回は、独学で保育士資格を取る方法と、私が大学と両立しながら保育士資格を取った勉強法をお伝えしました!
子育てで得た知識や経験は、必ず保育の現場で役立ちます。
少しでも「保育士になろうかな」という気持ちがあれば、まずはテキストを読んでみたり、過去問を解いてみたりして、イメージを掴んでみてくださいね!
試験は9科目の筆記試験と、2分野の実技試験があります。
独学で勉強する際は、
- 全科目をざっと勉強し、得意な科目は早めに覚えてしまう
- 苦手な科目は、試験が近づいてきたら集中して覚える
- 暗記ノートを作り、移動時間なども無駄にしない
- 家族にも協力してもらい、問題を出してもらう
- 過去問題は10年分は解いて、傾向を掴む
- テキストは違う出版社のものを2つ以上購入し、覚え漏れがないようにする
ぜひこのポイントを意識してみてください。
そしてテキストを購入するときは、必ず最新版を買うことを忘れないでくださいね!!
保育士資格の勉強は、独学でももちろんできますが、やっていくうちに分からないこともあると思います。
また、保育園での子育ての経験の活かし方など、なにか疑問があれば、オンライン相談サービスを利用してくださいね!
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