「子どもが好きなことをのびのびとさせてあげたい!」そう思うのに、
「子どもが何が好きなのか分からない」「どうやって好きなことを見つけてあげたらいいんだろう」そう悩んでいませんか?
子どもが好きなことや楽しいと思うことを見つけて、それに没頭したり、将来お仕事に繋げられたら…
今回はそんな悩みを解決するべく、
- 子どもの好きなことの見つけ方
- 好きなことに没頭するメリット
この2つを、保育士の視点からお伝えします!
目次
子どもの好きなことの見つけ方!周りができることは?
では、どうやって子どもの好きなことを見つけてあげればいいのでしょうか。
私が保育の中で意識していたポイントをご紹介します。
子どもが関心を持ったことを大切にする
自分が好きなことを見つけるためには、自らの感性を大切にしなければなりません。
周りから言われたことばかりをやっていたら、自分で好きなことを見つけるチャンスがなくなってしまうからです。
親からあれこれ教えたり手を出しすぎず、子どもが自ら選び、学ぶ機会を作ってあげることが大切です。
例えば習い事をするなら、とりあえずいろんな体験教室に行ってみて、その子が楽しそうだと思ったことを習わせてみるのも手ですね。
自ら「楽しい!「やってみたい!」と思ったことを深めることで、自分の意見や感性を尊重できるようになってきます。
「やってみたけどなんか違った」というのも、一つの素敵な体験だと思います。
戸外でたくさん遊ぶ
室内での遊びやおもちゃには、決められたルールが多く存在しますよね。
おもちゃには組み立て方や遊び方が書いてあり、おままごとにもすでに完成されたキッチンや食料品などがそろっています。
もちろんそれらを創意工夫させて遊ぶのも良いのですが、戸外で何もない状況から遊びを生み出すことも、とても重要な経験になります。
お花や葉っぱを集めておままごとに見立てたり、秘密基地を作ったりと、既存のルールに囚われずに想像力や思考力を働かせて遊ぶことができます。
ほかのお友達がいたら「一緒に遊ぼう」と、コミュニケーションを取れるかもしれません。
そうすることで、自分の感性や感覚を大切にしながら、好きなだけ遊ぶ体験ができます。
それこそが「好きなことに没頭すること」だと、感覚的に覚えていけるのです。
好きなことに没頭させるメリット3つ
子どもたちは好きなことを見つけると、没頭する楽しさを知ることができます。
では、なぜ好きなことに没頭するのが良いのでしょうか?
メリットを3つ、ご紹介します。
①自分の価値基準が分かる
自分の好きなことを見つけることで、「自分が好きなこと」「自分が苦手なこと」「ごはんを食べるよりも楽しく没頭できること」など、自分の価値基準を認識できます。
そして次第に、「お友だちがハマっているから自分もやってみたけれど、あまり好きではなかった」など、周りに流されることなく、自分の好き嫌いをしっかりと確立できるようになっていきます。
これを続けていくことによって、大人になっても周りに惑わされず、しっかりと自分の軸を持って生きていけるようになりますよね!
②没頭する楽しさを知ることができる
「この遊びをしていると、ご飯や寝る時間も惜しくなるくらい楽しい」
そう思えるほど、何かにハマる楽しさを知ることは、集中力も伸びますし充実感も味わえます。
大人になっても、趣味に没頭すると時間があっという間に過ぎたり、推しの動画は何時間でも見られる…という経験があると思います。
その楽しさを小さいころから知ることで、没頭する感覚を覚えていきます。
その姿がとても印象的で、今でもよく覚えています。
③集中力や問題解決力が伸びる
自分の好きなことを深堀りしようと試行錯誤するうちに、問題解決力や構成力など、勉強でも役立つ能力が伸びていきます。
例えば電車が大好きな子なら、毎日何度も電車の図鑑を眺めたり、プラレールを上手に組み立てたり、電車の名前をたくさん覚えたりしますよね。
何度も電車の図鑑を眺めることで集中力、プラレールを試行錯誤して組み立てることで構成力や問題解決力、電車の名前を覚えることで知識がつきます。
このように、一見ただ楽しく遊んでいるように見えても、その中で様々な力がついているんです!
子どもの好きなことを、親子で楽しもう!
子どもの好きなことに没頭すると、
- 自分の価値基準が分かる
- 没頭する楽しさを知ることができる
- 集中力や問題解決力が伸びる
この3つのメリットがあります。
そして子どもが好きなことを見つけるためには、
- 子どもが関心を持ったことを大切にする
- 戸外でたくさん遊ぶ
この2つが大きく影響します。
ぜひ、お子さんの好きなことを一緒にたくさん見つけて、楽しんでくださいね!
実践してみて分からないこと、疑問に思うことがあったときは、ぜひこちらの子育て相談サービスも利用してくださいね!