子育てで多くの人が悩むポイント、叱り方。
「叱るのが苦手」「叱るのはかわいそうなのではないか」そう悩む方も多いと思います。
しかし、子どもの成長のためにも叱ることは必要ですし、こどもにその意図がしっかり伝わるためにも叱り方や伝え方も大切になってきます。
子どもは、はっきりと伝えないと理解できないことも多いですし、実は自分をきちんと叱ってくれる人に懐きます。
そこで今回は、子どもを叱るときのコツ、そして叱ることの重要性をお伝えします!
目次
子どもを叱る目的って何?
叱ることの一番の目的は、「それをしてはいけない」と伝えることです。
小さいうちは、興味本位や好奇心からいろんな行動に出るので、周りが伝えないと理解できないこともたくさんあります。
ですがお友達を殴ってはいけない、約束を破ってはいけないなど、人として最低限守らなければいけないことはありますよね。
してはいけないこと、そしてその理由を伝えることが子どもを叱る目的なので、子どもにもその意図が伝わるような叱り方をすることが必要になります。
子どもの叱り方、6つのコツ!
では、どうしたら子どもに効果的に伝わるのでしょうか。
子どもを叱るときに私が気を付けているのは、この6つのコツです!
①厳しく!
優しく諭すような伝え方も素敵ですし、それで伝わるときはそれでも良いのですが、優しい言い方だと理解しないこともあります。
そして何よりも、子どもは自分のことを思って叱ってくれた人のことを好きになり、懐いてくれます。
厳しい言い方をするのって勇気が必要ですが、ここは子どものためです!
危ないことをしているとき、してはいけないことをしてしまった時など、きちんと理解してもらわなければいけないときは、厳しく伝えましょう。
②短く!
ダラダラとお説教のように叱るのは、あまり効果がありません。
子どもは集中力があまりないので、長い話は聞いていなかったり、聞いてても飽きてしまっていたりします。
長々と伝えるのはお互い疲れますし、何よりも険悪な雰囲気が続いてしまいますよね。
叱るときは、理解してほしいことだけを伝えましょう。
過去のことや全く違うことを持ち出さず、その時のことだけを端的に伝えるほうが効果的です。
③あとを引かず!
いつまでも親がイライラしていると、子どもは不安な気持ちになります。
段々と本心を言いづらくなったり、次第に叱られ慣れてしまうこともあります。
伝えたいことが子どもに伝わったら、きっぱりと終わりにして、いつも通りに接する方が良いですね。
④基準を決めておく
叱ることの目的は、「それをしてはいけない」と伝えることなので、してはいけないことをしてしまった時に叱れば十分です。
そのためにも、叱る基準をしっかり決めておくことも大切です。
「ここまでは許せるけど、これ以上はしてはいけない」など基準や線引きを決めておいて、基準にないことは叱らないことも重要です。
その基準は、両親で変えないことも大切ですし、兄弟間で差を作らないことも大切です。
一貫した基準がないと子どもは混乱してしまうので、「たまには良いや」など、ついつい基準を緩めずに、決めた基準通りに対応するのが良いですね。
⑤悪気のないことは叱らない
悪気なくやってしまったこと、どうしてもできないことに対しては、叱ってもあまり意味はありません。
意味が分からず叱られるだけでは、むしろ「自分はダメな子なんだ」と傷ついてしまう可能性があります。
不注意で起きてしまったことに対しては、改善策や対処法を繰り返し伝えれば十分だと思います。
⑥脅さない・比べない
子どもを脅すような発言や、お友達と比べるような発言も避けたいですね。
「次それをしたらおやつ禁止ね!」などと、威圧的な態度を取ってしまうと、怖がって周囲の顔色をうかがうようになってしまいます。
また、脅さなければ言うことを聞かなくなってしまったり、交換条件を持ち出すようになってしまう可能性もあります。
お友達や兄弟と比べてしまうと、「だから自分はダメなんだ」と自信を無くしたり、自己肯定感が下がってしまいます。
子ども一人ひとり個性や特性があるので、周りの子と比べることにあまり意味はありません。
コンプレックスを生まないためにも、脅したり比べるような言い方は避けたいですね。
子どもに大切なことを伝えるために
子どもを叱るときには、
- 厳しく!
- 短く!
- あとを引かず!
- 基準を決めておく
- 悪気のないことは叱らない
- 脅さない・比べない
この6つのポイントを抑えてみてください。
何のために叱るのか、どんな子に育ってほしいのか…そんなことを考えながら、ぜひ叱る基準をご家庭で決めてみてくださいね!
実際にやっていく中で、また悩むこともあると思います。
そんな時は、個々の状況に応じたアドバイスをさせていただければと思うので、こちらの子育て相談サービスもご利用くださいね!